拓也に再会してから、頭の中では拓也の事を考えながら、
数日後、ようやく小説を書き上げた。
『やっと出来たぁー!
一時期はどうなるかと思ったけど、締め切りには間に合った』
出来上がった小説を、編集者に送信。
茜は書斎を出て、リビングで一服、すぐに寝室のベッドへと倒れ込んだ。
ここ数日、茜はほとんど寝ずに小説を書いていた。
やっと、クライマックスのストーリーが浮かんだからだ。
とにかく、入力しまくった。
早く書き終えて、ゆっくり眠りたかったから。
だから、疲れが一気に襲って来て、ベッドに入ってすぐに眠りについた。
眠りに着いたのは朝方で、次の日の朝まで丸一日、茜はぐっすり眠った。