…… …僕はゆっくりと 瞼を開けた。 体を起こし、 現実を思い知る。 …あぁ…机で寝てたのか… 秋は 真剣な表情で黒板を見る遥の横顔を見た。 …昔の事 思い出してしまったな… 最近はめったに夢で見るなんて事もなかったのに… 遥と離れた当初は 毎日のように 遥と夢の中で会っていた。 思い出しては、 泣いていた日々… …きっと 遥も今、同じ思いをしているのだろう… そんな事、 思ったっけな…