時が過ぎ、 僕と遥は9歳になっていた。 相変わらずの生活だったが、 それでも僕らはお互いがお互いを助け、支え合っていた。 …そして、 お互いにお互いを必要としていた。 それは… 『好き』と呼ぶには軽すぎて、 『愛』と呼ぶには幼なすぎる… そう… 僕達は この逃れる事のできない呪縛で 繋がれていた…