放課後… 僕は遥を呼び出した。 そして、 遥をある場所へ 連れて行った。 その場所は、 「……教会?」 …そう、 秋と遥が施設で過ごしていた頃、 1日の終わりに二人で必ずお祈りに来ていた、教会。 …しかし遥は まるで始めて来たかのような態度だった。 そんな遥を見て、 秋は 切なすぎる気持ちで胸が張り裂けそうだった。 「入って。」 僕は遥を引っ張り、 中へと入った。