[浩輔side] 美紗・・・。 まさか、こんなに好きになるなんて。 自分でもどうかしたんじゃないかと思うほど。 この年で一目惚れなんて・・・。 笑われそうだけど、俺の気持ちは本物。 今まで結婚せずにいたのは、美紗と出会う為だったんだと思うほどに。 夕べ、眠った美紗の指輪のサイズをこっそり測った。 左手の薬指。 もう美紗しか考えられない。 誰に何と言われても、俺には美紗だけ。