涙をこらえるために 何度も何度も瞬きを繰り返す。 「ごめんなさい。 お願い、出てって。」 美亜の声。 大好きな 可愛い 可愛い 美亜の声。 その声で聞こえてくるのは 苦しすぎる言葉。 その言葉は、紛れもなく 俺に むけられたもの。 俺は そのまま美亜の部屋をでた。