独占★Honey


「美亜ー?」


さっきから美亜の応答がない。





「ねぇ、聞いてる~?」


























「・・・・ひどい。」














え・・・・。










美亜のひと言に、その場が一瞬で静かになった。



「ひどいよ、辰くん!!」


「え、美亜・・・?」







美亜の目には
久しぶりに見た涙。




「彼女、いる・・・・くせに」



あ~、確かにいるけど
それは・・・・


「ノリのくせに!」


え、ノリじゃないって

俺はマジで・・・・











「わたしのこと・・・・


恋愛感情でちゃんと好きじゃないくせに!!!!」