「美亜、好きだよ。」 「な//// そ、そーゆうこと、冗談で言わないでって言ってるじゃん。 もう、辰くんなんて知らないもん!!」 美亜は、真っ赤になって玄関の中に入ってしまった。 「・・・冗談じゃないのに。」 でも、今はまだいい。 俺が美亜を本気で好きだ って美亜が理解するのには 相当時間がいるから。 俺は根気よく頑張るよ。 先輩にも、誰にも負けない。 渡さない。 「よし!! もう一回本気で頑張ってみよっかな。」 俺は、新たに決意をもって 家へと足を進めた。