独占★Honey



美亜の家の前まで、結局無言だった。



「じゃあね。」


相変わらずうつむいたまま、玄関へ入っていく。




「待って!!!」


俺は、どうしても美亜の気持ちを知りたくて

美亜を引きとめた。




「なに?」



顔をあげて俺を見る。




思った以上にその距離が近くて変にあせった。







とりあえず、一端離れよう。

心臓がもたない。













「ねぇ、美亜。

綾辻先輩のこと、好きなの?」