*
美亜の家の前まで、結局無言だった。
「じゃあね。」
相変わらずうつむいたまま、玄関へ入っていく。
「待って!!!」
俺は、どうしても美亜の気持ちを知りたくて
美亜を引きとめた。
「なに?」
顔をあげて俺を見る。
思った以上にその距離が近くて変にあせった。
とりあえず、一端離れよう。
心臓がもたない。
「ねぇ、美亜。
綾辻先輩のこと、好きなの?」
美亜の家の前まで、結局無言だった。
「じゃあね。」
相変わらずうつむいたまま、玄関へ入っていく。
「待って!!!」
俺は、どうしても美亜の気持ちを知りたくて
美亜を引きとめた。
「なに?」
顔をあげて俺を見る。
思った以上にその距離が近くて変にあせった。
とりあえず、一端離れよう。
心臓がもたない。
「ねぇ、美亜。
綾辻先輩のこと、好きなの?」

