独占★Honey



「てか、綾辻先輩
美亜に何の用っすか?」


「別に、用なんてないよ。
美亜ちゃんがいたから、話しかけただけ。

そしたら、美亜ちゃん
反応がいちいち可愛いから、長話しちゃったんだ♪」




ま、また・・・・

可愛いって

言った・・・・!!!!




可愛くないのに;






「でも、俺もうそろそろ行かないと!!

実は、この後バイトなんだよ。」




綾辻先輩は携帯で時計を見ながら話す。


「それなら、急いだ方がいいっすよ!!!」


なんで、そんなこと言うの?辰くん。




わたしは・・・・

「じゃあね、美亜ちゃん。岡本も。」




「え・・・あ。
さ、さよなら!!!」




い、ちゃった・・・・・・




わたしは、

もうちょっとお話してたかったのに。






隣で、やたら満足そうに笑ってる辰くんに
なんだかムカついた。