独占★Honey



「美亜ちゃんってさ。」



な、なんだろ・・・??


「ホントに蜂谷の妹なの?」



「え!?」

「あ、ごめんごめん。

外見は似てるから納得できるんだけどさ
なんか、中身が全く似てないなって。」


「よく言われます。

外見も、似てないでしょ?
気遣っていただかなくて、大丈夫ですよ。」


「いや、外見はホントに似てるよ?」



ホント優しいな、先輩。



わたしが、お兄ちゃんみたいに完璧な顔立ちじゃないくらい
自覚してるから、いいのに・・・・



「でも、中身は全然ちがうね。

蜂谷とちがって、美亜ちゃんは可愛い。」



「えぇ!?」


わ、わたしが・・・・可愛い??




「うん。

外見もだけど、中身も。
なんか、ちっちゃくて守ってあげたくなるよ。」





先輩はいつもと変わらない笑顔をわたしに見せる。





わたしは、さっきよりも
もっとドキドキしちゃって

真っ赤な顔のままチラチラと先輩の様子をうかがっていた。