梓紗の周りが光り、 目を開けた時には、梓紗はいなかった。 紗雪も、桜美も・・・ けれど、不可思議な現象が彼らの目に留まった。 桜の狂い咲き。 梓紗が歌ってた歌詞にもあった。 けど、桜の色は薄くて、 雪みたいだった。 これぞ、桜雪。 水梨梓紗は元の時代に帰った。 彼女はこの桜のように 儚く 強く 優しく・・・・・・