「最後に言いたいことがあるの。」 消えそうになりながら紗雪は続ける。 「梓紗ちゃん、未来に帰ると思うわ。よろしくね?」 次の一瞬で、紗雪消えていた。 その代り、眩しい光とともに梓紗が舞っていた。 とても綺麗に、桜の花が散るように。 梓紗は眼を開けるとびっくりした顔をしていた。 事の経緯を俺たちは話した。 。