みんなを守れなかった・・・ それどころか、傷つけちゃった。 紗雪、ごめん。 やばい、負の感情があふれ出てくる・・・ 止まんない! 『梓紗ちゃん!自分を保って!』 紗雪が現れてそう言った気がした。 けど、あたしは己の力に飲み込まれていった。 刹那、 淡い闇色の光が梓紗を包んだ。