唇にキスを、首筋に口づけを




その30秒くらい後か、



「前から来た、撃つから揺れる。掴まれ。」



「了解」



パァァン!



しっかり首をしとめた爽哉。



「・・・っし」



爽哉が小さく言うのが聞こえた。



それを確認してから
後ろに、振り向く。



「っ、
爽哉!後ろ50m後ろ!


厚めの結界張るよ!」



「・・・ッチ・・・俺がしとめた前方のヴァンパイア結界の中にいれるように張ってくれ」





うわ、あのヴァンパイア何気足速いかも。


車くらいかな。




「了解!」



ふっと、私は力んだ。




爽哉が結界の中でさっきのヴァンパイアにトドメをさしたころには、私の目の前、


結界という板一枚挟んだ状態でヴァンパイアがいる。



っ、これくらいで怖がってんのか私は。



このビビリが。




「ゆりな、結界薄くしてくれ。」



「了解」



私は言いながら神経を集中させる。



誤って結界を、消してしまわないように、ゆっくりと。



「よし、そのままキープゆりな。」



そう言って、爽哉は剣でヴァンパイアの首を吹っ飛ばし、


そして一瞬でとどめをさした。




そしてまたバイクに跨る。



「さっきのナイス、ゆりな。」



「あ、ありがと」



はぁ、やっと、感覚が戻って来たのかな。



・・・まだまだ、夜は始まったばかり。