爽哉、いま、いま・・・!
「ほ、んとうに?」
私は消えかけそうな声で言った。
「・・・ああ」
パアッ、
私の顔が明るくなるのが自分でもよくわかった。
「けど・・・。」
爽哉の声がワントーン低く、重くなる。
その瞬間につぎに言い放つ爽哉の言葉がわかった。
“絶対に、俺から離れるな"
そう、私が頭の中で唱えた爽哉のセリフと、
目の前の爽哉の口から言う言葉が一致した。
こくり、私は黙って頷く。
そんなの、百も承知だよ。
そしてチラリと時計を見ると、私の誕生日は終わっていた。
これで、私も、爽哉の力になれる。
そんな、胸の高鳴りは最近忘れていて、最高の誕生日プレゼントだった。

