唇にキスを、首筋に口づけを




「はあー・・・」



私は洗濯物をたたみながら大きくため息をついていた。



あれから数日、

今までと変わってしまったことは大きく二つ。



一つ目、

なんだか爽哉が変わってしまったこと。


二つ目、


ジュン君のことが、

なんだか頭から離れないこと。



・・・やば。




二つ目が特にやばい。



あり得ない、あり得ない。



誰かを好きになったらいけないって、


わかってるのに。




すきになったら、だめなんだ。



自分が、傷つく。



諦めなければならないのに、

諦めないといけない。



そんな葛藤が、

いつも自分を苦しめるから



絶対に、好きになったらいけないの。




忘れろ、忘れろ。




私は乱暴に洗濯物を畳む。




「ゆりなー」



ふと、私を呼ぶ声がした。



私はびく、っと肩を揺らしてしまった。




な、なにを私はこんなに驚いているんだ、バカ!



「手伝う。」




・・・



「え?」




「手伝うよ。」




「は、めずらし。


今 、昼の2時だけど?」




「それがどうかしたか?」




・・・。



いやいやいやいや、どうかした、しないじゃなくてさ・・・。



おかしい、


明らか変。



爽哉、この時間は毎日トレー二ングしてる時じゃんか。




「え、どういう風の吹き回し?」



「どういうって・・・。



そんな大それたことしてねぇけど?」



え、そう、なの?


私には結構な衝撃なんだけど?




「それにさ、

ゆりなといたいから。」




・・・、



いま、なに、言った?




私はバッと顔をあげた。



「ゆりな、

なーにそんなんで顔赤くしてんの?」



くく、と笑った爽哉。



なななな、


よ、よくそんな照れくさい言葉はけるようになったの!?


爽哉・・・!?




お、おかしい・・・!



や、ばいわ、


顔が熱くてしょうがない。