唇にキスを、首筋に口づけを





―――――朝



私はいつものように目覚めた。




天気は晴れ。




私は朝食を作るためにキッチンに向かった。




今日は何を作ろうかなっと。




私は冷蔵庫を開けた。




んー、あるもので作れるとしたら・・・。




オムレツ、サラダ、スープ、あとソーセージ焼いて・・・



って感じかな。




そうと決まれば早速開始。




私は食材を着々と刻み、


いつもの時間帯に朝食が完成した。




私はテーブルにそれを並べて、

よし、と頷く。




さて、と。




お寝坊爽哉を起こすとしますかね。




私はふー、と息をはきつつ、階段を上っていく。




そして階段を上がってすぐ横にある爽哉の部屋の扉を開けた。




・・・いや、開けようとしてドアノブを掴んだ。




私は力をかけていないのにドアがあいた。




「うわ・・・っ」




急なアクションに思わず声を上げた。




何事・・・?




私が目線をあげればそこには爽哉。




「ひいっ・・・!」




私は思わず声を裏返った。




今日は雪・・・!?




私は反射的に窓を見る。




・・・晴天だ。




しかも、



目の下が黒い。




ひどいクマだ。




「・・・寝れなかったの・・・?」




私は怖ず怖ずと尋ねた。




「ああ・・・」




爽哉は目をしょぼしょぼさせた。




「・・・顔洗いな」




「うん」




爽哉は目を擦りながら洗面所に行った。




私はダイニングで爽哉を待つ。




・・・何で、爽哉が寝れないとか・・・。




正直ありえない。




受験生のときだって睡眠時間を削ってまで勉強、とかもしてなかったよ?




何だかドキドキしてきた。




昨日の様子が、今日まで続いているなんて。




そんな風に思っていると、爽哉が階段を降りてきた。