唇にキスを、首筋に口づけを





「・・・本当なんだ」



俺はそう言ってゆりなを抱きしめる。



細い身体が俺の腕に余るくらいで。




なんだか辛く苦しい。



「・・・やめてよ!!!!」




俺が変にドギマギとしている間に、ゆりなは大きな力で俺を突き飛ばした。




俺は後ろによろける。




ゆりなは下を向いて震えていた。




「・・・って・・・」



ゆりなの言葉がよく聞こえずに俺はそのまま動けなかった。





「出て行って!!!!」




ゆりなは叫ぶ。





・・・このときの俺の顔は、どんなものだっただろうか。




目が泳いで、絶望に、苛まれた顔がまるわかりだっただろう。




ああ、なんと俺は惨めなんだ。




俺はそう思いながらも唇を噛み締めて、窓から外に飛び降りる。




ゆりなは、俺のことを更に憎むのだろう。



苦しくて仕方がない。



胸がはち切れそうだ。




「・・・俺のアホが・・・」




俺はそう呟いてトボトボと歩くのであった。


こんな感情は、初めてだ。



・・・やはりゆりなと会ってからの俺は、どこかおかしい。


ジュンside end