そしてその言葉を言った瞬間に、
俺はハッとしてしまった。
目の前には目を見開くゆりな。
何やってんだ俺。
ゆりなのこと組み敷いて、手首とかつかんで。
俺って沸点低いのな、本当ダメなやつ。
ごめん、
そう言って離れようとした時だ。
「・・・よ。」
ゆりながか細い声をだしたのは。
俺は硬直してしまった。
「・・・いいよ、
忘れさせてみてよ。」
少し、涙を含んだ声で。
「あんたにできるなら・・・!」
その言葉は、とても力強かった。
そう言って強い目線で俺を見てくる。
俺とゆりなの視線が混ざり合う。
っ・・・。
俺は思わず手首への力を緩めてしまった。
その時だ。
ゆりなが自分の着ているシャツに手を掛けたのは。
震える手でボタンを外そうとしていた。
俺は思わず叫んでしまった。
「・・・やめろ!!」
俺はその手を自分の手で包む。
あぁ、熱を感じる。
・・・俺の手は、本当に冷たいんだなぁ。
クソ、なんで俺はヴァンパイアなんだ・・・!!
そして俺は強がった。
「俺がやる、脱がせんの、好きだから。」
そう言ってニヤリと、笑ってやった。
そして俺は自分の胸からハサミを抜いて、それを投げ捨てた。
俺の体液がベッドにたれて、しみ込む。
そして俺はゆりなの服を払い、
ゆりなの身体に手を這わせた。
白い肌。
先が透けてしまいそうなくらい、
真っ白な肌だ。
細すぎる、小さい身体。
俺はこいつを、壊してしまうんじゃないか。
俺の心臓が高まる。
「好きだ・・・」
そう言って俺はゆりなの顔の涙の跡を拭う。
そしてゆりなは目を閉じた。
そして一言。

