「次は俺だな。」
ザッ、とそんな風に一歩前に出た結果師の男性。
くれぐれも、気をつけて欲しい、そんな風に願うのはおかしなことだろうか。
情を持つと、後で自分が辛い。
失った時が。
無情に徹しろ、俺。
そんな風に目を閉じる。
「ふぅ・・・」
彼は脱力した様子だ。
自分の周りの結界境線を弱めているのであろう。
そして彼は結界境線に手を突っ込んだ。
そして足も一歩前に出す。
「っ・・・い!!」
彼は声をあげて、一気に手と足を抜いた。
俺たちは引き抜かれたその手を見て度肝を抜かれた。
「っ・・・すぐに病院へ・・・!!」
わあ、と皆またバタバタと動き出す。
手と、足が、潰れていた。
骨が、砕かれたような音だった。
まだ、死ななくてよかった。
生きていただけでも、不幸中の幸いだ。
そして彼を病院へ運び、
結果をまとめた。
弱めるといっても、周りからの圧力は
かかる。
そうなると結局自分自身の結界をつかうこととそう変わらない現象だった、
と彼はそう発言した。
結局、行けないのか。
一体、なんなんだ。
早くゆりなを助け出したいのに・・・!!

