唇にキスを、首筋に口づけを




それで、



そんな風にヤツは接続語をたす。




まだ何か話すのだろうか。




そんな風に思って小さくばれないようにため息をつく。




「・・・少しこっちを向け。」




・・・不意打ちだった。


そのセリフは。




まさか、そんな言葉が降ってくるなんて思ってもみなかった。




ビクリ、



私の心臓が縮こまった。



嫌な予感がしてならなかった。




私の首はまわらない。




「・・・無理矢理向かされたいのか・・・?」




こわいこわいこわい。



なに、なんなの、


怒ってるの・・・?



どうしちゃったの。




私は、何をした。




私は震えるしかなくて。





すると、





「ごめん・・・」




・・・?



謝罪の言葉に頭が困惑する。






そんな風に怯えさせるつもりはなかったんだ。




そういう言葉を繋げたヤツ。



・・・何なの。



急に、


怖いこと言ったり、


謝ったり、


柔らかい言葉を吐いたり、



私を腫れものに触るように、言ったり。





そうしていると、




・・・ギュッ・・・。




私の身体が何かに包まれた。




「・・・!?」




な、に・・・!?




じょ、状況が理解し難い・・・。




どうしちゃったの、え?



ヤツは、


私を抱きしめてるの・・・?




な、な、なんでなんでなんでなんで。




意味わかんないよ、意味わかんない。




「・・・何も、しない。」





ヤツは寂しそうな声で、そう言ったんだ。