唇にキスを、首筋に口づけを



次の日になると、

食欲がなかった。


黒く塗りつぶしたところをみると胸が痛くなって嫌になる。


日の光を浴びたかった。



とにかく、おかしくなりそう。




外に出れないんだもん。




それから毎日、本を読むのは飽きて、ピアノを弾いてみても飽きて、

とりあえずとにかく暇だった。


日の光も風も何かの匂いも何かの音も感じられない部屋に1人。




牢獄なのではないかと思うけれど、



私の家のワンフロア分の面積に、


大きなベッド、ソファ、ドレッサー、クローゼット・・・。



生活感はなくはない。



けどキレイすぎてやっぱ生活感ないかな。


何もすることをなくした私は、

小さな窓からの光が漏れている部分をずっと見ていた。



段々日が経つにすれて、
光の漏れ方で時間の経過がわかるようになった。



夜になったら風呂に入って、


風呂に上がるとペンの色が落ちるから、

またペンで塗りつぶしてそっから寝た。



そんな毎日を多分、一週間は続けたと思う。