こほん、と軽く咳をした。



「なーんかー・・・


告白?はされました。


好き、みたいな」



私はゴニョゴニョと言った。



だって、なんかこんなことハッキリした口調でいいたくないよ。




幼馴染で家族みたいな存在だった人が急に恋愛に絡んでくるなんておかしくて・・・。



「ひゃああああっ」



こんこんは両頬を自らの両手で覆った。



わお、そんな大きい声出さないでほしい。




うう、と私は萎縮する。



「それでそれで!どうなのよ?


恋愛対象内外は・・・!?」




こんこんが身を乗り出して聞いてくる。




・・・恋愛対象。




考えたくないなぁ・・・。



内外とか決めちゃったら、
爽哉との関係か崩れる気がする。




いつもの私じゃいられなくなる気がする。




「外と内に片足ずついれてる感じかな。」



そんなテキトーに意味深っぽい返しをしておいた。




「なにそれー?
どーゆーこと??」




「どっちに押されるかわならないってことかな??」



ふふ、私は笑っておいた。




どうも恋愛の話はうまく言えない。




「そっかー」




眉を垂れ下げたこんこん。



可愛い。



「また何か進展あったら言ってよねー?


ゆりな達の恋愛1番応援してんだからね!」





ってとこが気になるところだけど。




「ありがとう・・・。


また色々整理がついたら話すよ」




そう言って私は微笑んでおいた。



本当は、
色んなこと、親友に話せないなんて悲しいな。

こんこんは私のこと何でも知ってるって、思ってると思う。


けど、


私の1番核となるところは、知らない。



そう考えるとキュッと胸が縮こまった。