給食。





私の席の列に、雅もいる。




ホントは、この席は嫌い。



萌は、遠いし。





私が雅の前を通ろうとすると、雅が体を前に出してきて周りをキョロキョロと見た。




通りづらい・・・





「ごめん」



私はそう言って、雅の前を通った。