「一緒に、おろなっ!」 「うん。」 一人にはなりたくなかったから、正直この言葉は嬉しかった。 「あっ! 萌!!」 私の声に気づき、1人の女の子が振り返る。 「史香~雅!」 この子も、同じ小学校だった萌(モエ)。 萌とは、小学生のときからよく話す方だった。 「緊張するなぁ。」 私たちはそんな話しをして、時間をつぶしていた。