「あれ、龍の彼女?」 「違うから、友達だ」 「へぇー」 そう私を見る彼は、凄く優しい顔をしている 高い身長に、整った顔で黒に近い色の髪で少しだけ長い 大人っぽい落ち着いた雰囲気に色気がある そんな人―… 「なんだ、彼女かと思ったのに」 心なしか、声も凄く…優しい 「残念でした!」 「本当に」 二人でそんな会話をしてから、彼は私に右手を差し出す 「初めまして、サラちゃん、黒崎奏汰です」 「あ、はい」 握り返すと、大きい手に包まれてすこし緊張してしまう .