白い世界・・・
永遠の世界。
わたしと彼は、ふたりで歩く。
見えたのは、子犬。
雪の中、横たわっている。
―――あの子犬は?
わたしは尋ねた。
―――ここは、永遠の世界なんだよ。
彼が、諭すように言った。
―――だから、あの犬も、ずっとあのまま。
―――何も変わらず、永遠にあのまま。
彼の言葉は、淡々としていた。
―――ずっと、あのままなの?
―――うん・・・
わたしの問いに、彼が頷く。
―――悲しいね・・・
わたしはひとり言のように呟いた。
永遠の世界。
わたしと彼は、ふたりで歩く。
見えたのは、子犬。
雪の中、横たわっている。
―――あの子犬は?
わたしは尋ねた。
―――ここは、永遠の世界なんだよ。
彼が、諭すように言った。
―――だから、あの犬も、ずっとあのまま。
―――何も変わらず、永遠にあのまま。
彼の言葉は、淡々としていた。
―――ずっと、あのままなの?
―――うん・・・
わたしの問いに、彼が頷く。
―――悲しいね・・・
わたしはひとり言のように呟いた。