6年前。
『彰吾が好き』
桃香に彰吾への想いを打ち明けられたあの日。
私は気付いてしまった。
あまりにも傍にいることが当たり前で。
4人で過ごす時間が当然のように感じていたあの日。
彰吾に彼女が出来るかもしれないなんて考えた事もなかった。
彰吾はモテていた。
だけど、いつも私達4人での時間を優先してくれる彰吾にどこかで安心していたのかもしれない。
自分の親友が彰吾を好きだと思っていたのさえ気付かなかった。
桃香に打ち明けられた時、自分ですら気付いてなかった事実。
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