特に就職してからは、桃香を通して何度かアドバイス的なものを貰った事もあって。 それが今の仕事に活かされてる部分も多い。 そう言う意味では彰吾の存在は私にとって大きい部分もあって。 桃香に『菜月と話してると、時々彰吾が乗り移ったのかって思う時がある』 そんな事を何度か言われた経験もある。 「なんだか嬉しそうだな?」 「そう?ちょっと思い出し笑いかな?」 「ふーん。あっ、そうだ」 「何?」 「俺さ、菜月に話があるんだ」 「話?」