「――――彰吾さん、菜月さん」 名前を呼ばれてハッとした。 照明に照らされて、こちらを向く顔。 マイク越しに聞こえる声。 それは4年前に自分の中で別れを告げた『元親友』 そして…… 半年前に再び連絡を取った『親友』 「いろんな事がありましたが、今日こうして友人としてこの場にいるのを一番幸せに感じてるのは私です」 そう言って微笑むのは、桃香。 淡いピンクのドレス。 そして、少し目立ち始めたお腹が桃香の幸せを物語っていた。 「ご気分でも悪いですか?」