――――私は彰吾の気持ちが欲しくて菜月より先に想いを打ち明けたのに……



――――彰吾と菜月はお互いが好きで、今も好きで。私と徹は何?気付かないとでも思った?





彰吾のむなぐらを掴んで叫んだ桃香の言葉。





――――今は2人ともそうじゃないって信じたい





徹の言葉。





――――2人とも





彰吾と……



そこに居なかった私に対しての言葉なんだと。





徹は……



桃香と同じように私の気持ちがどこに向いていたのかを知っていた?



徹もずっと苦しんでた?