「───だからさ…」 そう言うと、あたしに近づき、その言葉を耳元で小さく囁いた。 ───その後も、いくつかの寺を巡り。 そのたびに、あたし達の班は大騒ぎし、先生に怒られるという結果にいたった。 それは。 ───新幹線に乗るまで…。