言った…

ついに言った…


どうしよう

めちゃくちゃハズい…!!


「おい。そこの変質者」


「誰が変質者だ」


「お前以外に誰がいるんだよ、晶」


「夜弥…お前なぁ」


コイツ口悪い

つか悪くなった?


「ニヤニヤして悶えるな。後輩は怯えてるし、同輩には白い目で見られてる」


「マジか!?」


勢いよく立ち上がると周りの人が一斉に視線をそらした



…おいおいマジかよ



「だろ?変質者」


「あーはい、そうですね」


「なに?青山とキスの約束でもしたの?」


「は!?お前なんで知ってっ…!?」


「ふーん。やっぱりそうだったんだ」


墓穴掘った…


「どおりで青山が顔真っ赤にして座り込んでると思った」


「え゙!?」


うっそ、マジで?


「お前らなかなか進展しないよな」


「うるせぇな…お前はどうなんだよ」


「俺?俺はもう付き合って一週間たったらキスしたけど」


「あーもう…」


夜弥は今一個上の大学生と付き合ってる

去年の卒業式に告白して付き合った

なんか…ありきたりだけど


「お前が言うな」


「は!?なにが!?」


「幼なじみに恋とか。ありきたりはお前だろう」


「俺しゃべったっけ!?」


「お前の考えとかわかりやすいんだよ」


「くっそ…」


どうせ俺は勉強以外は馬鹿だよ!