まいった…

俺が告白しようと思ってたのに…


若菜が倒れた時、いや倒れる前の言葉を聞いて自惚れた


《若菜は俺のことが好きなんじゃないか》


たとえ違っても俺が、俺から告白することが当たり前なんじゃないかと思った

だから言うタイミングを考えてた


だけど若菜は俺より先に俺に好きと言った



めちゃくちゃ嬉しかった

勘違いじゃなくて本当に俺のことが好きなんだと




でも正直、なんか悔しい

身長も負けてんのに告白まで先越されるなんて



けどやっぱ俺はそんな若菜が好きだ



これからは俺が若菜よりももっと身長も心もでっかい男になってやる





「きゃああああ~!!」

「ちょっと!バレるでしょ!」

「仕方ないなぁ由紀は」

「晶くんなら許す!」




ドアが10cmほど空いてる…






「ななななな…なんでいるのー!?」





若菜はやっぱ鈍感だ