「晶、急いで急いでっ!」


「元はといえば若菜のせいだろー」


「ゔっ……」



思いっ切り図星だな

まぁ、可愛い過ぎる若菜のせいで戸惑ってるから俺も悪いっちゃ悪いんだよな…

でも結局、若菜が悪いんだ…

うん


「バス来てる!」


「あ、マジだ」


これはヤバい

そう思って若菜の手を引いて走った


「うわっ…!」



俺は本気で走りゃあ陸上部より速いんだよな…

面倒臭かったから入部は断ったけど



「ふー…間に合った」


めでたしめでたし


「ちょっと晶ぁ…いきなり走らないでよ…めちゃくちゃビックリしたんだからね!」


「悪かった悪かった」


「はぁ…まぁ、間に合ったからいっか…」



終わりよければすべてよし


まあ、まだ終わった訳じゃないが…

結果オーライ…かな?