テーブルの下でタバコを受け取りながら思った。 あぁ………そういうことね。 俺は体を戻すと、まだふてくされてる鬼頭の横顔を見据えた。 分かりにくい奴。 こいつはこいつで、俺に妬きもちを焼いていたわけだ。 ぷっ 俺は思わず吹き出した。 水月と楠が揃って不思議そうに首を傾けている。 まぁいっか。