「あぁー、恋ちゃん。お友達に置いてかれちゃったね」 小春は、中条くんを見るなる、怯えた顔でどこかへ逃げてしまった。 私を置いて…。 ―――でも、初めてみた小春が私の知らない何かに怯えたような表情を見たのは。 「そうですね」 私は、二重人格…三重かもしれない。 要するに、小春の前と小春以外の人の前では性格がちがうのだ。 わざと変えている。 そうでもないと、小春の笑顔が見れないから…。 ―――小春の事が誰よりも好きだから。