なーんて昔の恋にいつまでも縛られてちゃいけねぇよな




分かってんだよ



分かってんだけど



今も尚キミは俺を縛り続けるんだ



冬の風と共にキミは現れるんだ




『佐藤君、帰ろ?』




あの時のようにそこで待つキミに俺はまだ恋をしてるんだ




「―――うん…。」





それが叶わぬ恋だとしても―――……