むかつくからポカポカ叩いたら、それもまたなにが嬉しいんかしらんけど笑ってくる。
「〜むかつくいっちゃん!!」
「ええやん。隅から隅まで見たことあるんやから」
「!?」
「あ、オフロいっしょ入る?」
「だまれエロ親父っ!!」
結局いっちゃんは放置して、ウチだけ先にお風呂に入った。
わざとたっぷり時間かけて。
そしたらお風呂の外でいっちゃんが歌ってるんが聞こえた。
めっちゃ機嫌よさそうに。
「真っ赤なおっはっなっの〜トナカイさ〜ん〜が〜♪」
……ほんま、絶対明日の朝食ブロッコリーの生焼きにしたんねん。
ふたりしてやっとベッドに潜った時は、もう午前4時すぎで。
深夜っていうか、明け方やん。
大学生ならではの生活リズム。
いっちゃんはお酒さんざん飲まされたせいもあってか、すぐに寝息を立て始めた。
すー、すー、て。
気持ち良さそうな一定のリズム。
やのにウチにはなかなか眠気がやってこんくって。
寝返りをうって、隣のいっちゃんを見つめてみた。



