「……だめじゃ、ないんですけど」
「?」
「…今、多分めっちゃブサイクやから。」
好きな人には、ブサイクなん見られたないやんか…。
首を90°くらい折り曲げるウチ。
そのおでこに、いっちゃんのおでこがぶつかる。
「みとも。」
「…イヤ」
「みとも。顔上げてよ」
「イヤやって」
「みとも」
「イヤ」
「みとも。……こっち向いて?」
耳元でそう言われて、恥ずかしくて、思わず顔上げてしもた。
すぐ近くにいっちゃんの顔。
「………」
「……寒かった?」
「へ」
「鼻、赤なってる。」
「…………!!」
うわぁ、ウチ、ものごっつかっこ悪い。
顔に熱が上るのがわかって、耳まで熱くなる。
ちゅ、って。
鼻の頭に、いっちゃんの唇がふれて。
「…なんかなぁ。」
「……なによ」
「全部かわい〜に見えるんですけど。」
「…………!?」
…よーそんな恥ずかしいこと言えるな。いっちゃん。
ウチがむっとした顔で見上げてたら、いっちゃんがこらえきらんみたいにふき出した。



