「…なに〜?どうせアイツポニョ子やねん、とかそういうのやろ〜」
「そうそう、二の腕のさわり心地がめっちゃええとか…」
…最悪や、いっちゃん。
明日の朝食、お皿にブロッコリー1本まるごとどーん!て乗せて出したんねん。
あ、ブロッコリーて好き嫌い無いいっちゃんが唯一食べられへんものなんやけどな。
ウチの眉間にシワが寄るのを見て、神崎くんはごめんごめん、て笑いながら言った。
「でもなぁ、ほんま、よーみともちゃんの話出てくんねん。普通の会話ん中でもな」
「………」
「別にあからさまにノロケとるわけやないんやけど。でも、志波の生活ん中にみともちゃんがおるんが当たり前なんやなぁ…って思って」
いっちゃんの、生活の。
知り合って、付き合い始めて、一緒に住み始めて。
「大事にしとるんやなーって思って。…なんかな、そういうの、結構うらやましかってんな」
俺、あんま長いこと続いたことなくてなぁ。
そういって照れ隠しみたいに首をかしげる神崎君。
「多分なぁ」
「ん?」



