1回表はとくにヒットもなく0点。
応援チームの攻撃が始まって、周りは一気ににぎやかになった。
さっき聞こえてたポンポンポン、のリズムやない。
ポン!ポポン!ポン!ポポン!ていう、また違う新しいリズム。
チームによって応援の方法も違うんやなぁ。
…とか、そんな悠長なこと考えとる余裕はウチにはなくなっとった。
あかん。なに。
お腹が、めっちゃ痛い。
おでことか、背中に変な汗がにじむのがわかる。
うー…これは、ちょっとやばいかも。なんか変なもの食べたっけ?
お腹ん中をなんか変な生き物にむしゃむしゃ食べられとる気分。
チラっといっちゃんを見たら、いっちゃんはめちゃめちゃ楽しそうな笑顔で。
「みとも!叩いたらなぁ、かっとばせー!○○!みたいに選手の名前呼ぶねんで」
「…うん、わかった!」
無理やり、笑顔をしぼり出す。
大丈夫、すぐおさまるって。ガマンできる痛さやし。



