いっちゃんが起き上がって、その隣に座る。
いっちゃんからは、土の匂いがした。
「…ん。これ。作ってったで」
「うわっ、ありがとうー!!さっそく食ってええ?」
「うん、ええよ」
「ほんまにハンバーグ入っとるやん!?うわーめっちゃうれしい!!」
…いっちゃんて、こうやっていちいちおっきく喜んでくれるねんな。
大口あけてガブっとかぶりつく。
すごいな、野球ボールよりおっきいのに3分の1なくなったで。
「ふん!みひょも、ひゅまひ!!」
「…なに言うとるかわからへんでいっちゃん」
モゴモゴしとってハムスターみたいや。
ハムスターはちっちゃすぎるかな。モルモットかな。
いや、ライオン?
…あかん、ほっぺたに食べ物ためる動物じゃなくなっとる。
「いっちゃん。」
「んむ?」
「…あ、飲みこんでからでええから」
「ふん、ひょっとまっへな!…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………よし、飲んだ!なに?」
「いや…うん。すごかったね、さっき」
「試合?」
「うん。いっちゃんホームラン打ってたやん」



