あんな。めっちゃ、だいすきです。



…っていうか、コロッケ冷めてまうやんか。


…っていうか結局お茶買いにいけんかったし。


…ほうじ茶。のど乾いたし。



とかぐるぐる考えてたら、なぜか怒りがふつふつと込み上げてきた。



「やから、」

「………ハイ…」

「今日来るなんて聞いてないんですけど!!」

「お…おとーさんだって聞いてへんよっ!!ど…ど…ど、」



ど、ど、ど、ど。



あと数回繰り返して、おとうさんは息を吐いて机を叩いた。



「同棲っ!してるだなんてっ、いったいい、いつから──!!」

「〜だから先に一体なんだって連絡も無しに急に突撃訪問してきやがったのかって聞いてんのっ!!」



バァーン!と10倍返しの音で返したら、おとうさんは


「ひぃっ!」


…と小さく叫んで、完全に縮こまった。


いっちゃんがびっくりしてる。

…あ、ちょっとやりすぎた?



「せめて連絡してくれれば…おらんかったらどうする気やったんよ!?」

「いや…充電器が…」

「はぁ?」

「充電器が、どこにあるかわからんくて…電源切れてもて、みともの連絡先、携帯にしか入ってないし…」

「おかあさんに聞けばええやん?」