「昼間っから!?」
ふぁぁ、てまたあくびして、もそもそベットに横になるいっちゃん。
「………」
なんなん、なんなん、なんなん。
おれもガマンするとか言うて、もうすでにちゃっかり飲んできてるんやんか!!
ねむたなるくらい飲んでるやんか!!
優しいな〜て、せっかくちょっと感動したのに!
感動かえせアホ。
いっちゃんの大アホ!!アホ大王!!
「痛っ…、」
蔵本さんの顔がゆがんで、持ってたおもりがガクンて落ちかける。
リハビリの先生はそれをサッと受け止めて、蔵本さんの体を支えた。
「大丈夫ですか?」
「…ああ、うん。ありがとう」
「ちょっと今日のはハードトレーニングすぎましたね。」
…今日も今朝から、ガッツリ蔵本さんのリハビリ見学に入らせてもらってた。
今日はおもりのついたブロックみたいなんを使ってる。
角度がついてななめになった机の上ですべらせるっていうリハビリをしてて。
蔵本さんはふう、って息をついて後ろのかべにもたれかかると、力なく笑った。
「…かたっぽでも、体が思うように動かんゆうのは不便なもんやね」



