───どんっ!!
「絶っっ対学生でストレス発散しとるねん!!」
グラスをテーブルにたたきつけたら、中身のお茶がちょっと飛び散った。
いっちゃんはそれをティッシュで拭きながら、まぁまぁって苦笑いを浮かべる。
「あ〜…そりゃむずかしい人に当たったなぁ。でも普通実習とかって、やりやすい患者さん学生に担当させるもんなんちゃうの?おれ医療系やないからよー知らんけど」
「やからぁ!!病院のスタッフさんの前ではめっちゃいい顔すんねんて!学生にだけ!ウチにだけ!!何なんっ!?」
ええ人や、って担当に当ててくれた手前、主任さんにもなんも相談できんし。
っていうか、実習始まってまだこんなちょっとで弱音はくのもいややもん。
…なにさなにさ。こんなんで負けるか!
「ビールっ!ビール持ってって!!」
「あかんてみとも。飲んだらみとも眠くなるやろ?」
「寝ません!ウチは寝ません!!」
「みとも…酔っぱらいみたいなテンションなってるで」



