だっておんなじ部屋におるんやもん。
…電気明るいとぐっすり寝れへんし。
そのせいか今日の朝、
「がんばってな〜…」
って送り出してくれたいっちゃんは、目ぇ半開きでめっちゃ眠そうやった。
ごめんな、いっちゃん。
けど早起きは三文の得って言うし、な。うん。
「岡野さんの担当は、蔵本さんっていう50歳の男性の方やから。いっつもニコニコして看護も受けてくれるから、多分やりやすいと思うよ」
主任さんにつれられて、1番隅っこの病室の前へ。
さっそくの一大行事。
担当患者さんになる予定の人に、最初に挨拶せなアカンのやけど。
…これから毎日、担当させてもらう患者さん。
人あたりのええ方らしいけど、初対面はやっぱ、ドキドキする。
コンコン、て軽いノックのあとに続いて病室に入らせてもろて。
…ベッドに寝ころんでるおじちゃんと目が合った。
「蔵本さん、こちらがお話してた、3週間担当させていただく───」
「〜はじめましてっ!岡野みともですっ!!」



