歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤

「やっぱり下まで送るよ…」

「…いいって(汗)」

「じゃあ、ここで見送る!」

「……わかったよ。」


五十嵐さんは渋々頷いた。





「じゃ、また明日。」

「うんっ、送ってくれてありがとう!」


私に背を向け、エレベーターに向かう五十嵐さん。

私は勇気を出して声を出す。





「慶!」


私がそう言うと、五十嵐さんはちょっとびっくりしながら振り返った。

そして、





「カウントダウン…がんばろーね!!」


私がそう言うと…五十嵐さんは、私が好きな笑顔で微笑んで帰って行った。



部屋に入ってお風呂を済ませ、ベットに入ってからもなかなか寝付けなかった。


明日が待ち遠しくて待ち遠しくて…何度も時計を見たりした。







【翌日】


起きたら慶に連絡をして、今はお昼を過ぎたところ。