桜はこくりっとうなずき、どんどん歩くスピードを速めていく。
後ろには流羽奈がいない。
ランドセルを開けた流羽奈がいない。
後ろに敵ばかりで、今までどこか気が落ち着かなかった。
そう桜は思えてきた。
深く息を吸って吐く。
吐いたときに、微笑んでいた。
辛い時の後に嬉しい時がある。
まさにその通りだと、実感している。
周りの人は何しているのかは、どうだっていい。
視線なんてどうだっていい。
そんな思いが、桜の心の中にあった。
後ろには流羽奈がいない。
ランドセルを開けた流羽奈がいない。
後ろに敵ばかりで、今までどこか気が落ち着かなかった。
そう桜は思えてきた。
深く息を吸って吐く。
吐いたときに、微笑んでいた。
辛い時の後に嬉しい時がある。
まさにその通りだと、実感している。
周りの人は何しているのかは、どうだっていい。
視線なんてどうだっていい。
そんな思いが、桜の心の中にあった。


![[完] スマフォン忍者 HISANO](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre99.png)
